エアコンの取付など、工事するさいに知っておきたい知識集

エアコンの工事について、お客様からすればエアコンの選び方や工事の内容、料金面など「わからない」と思われることも多いと思います。ここでは、お客様に納得してエアコンの取付工事をしていただけるように、エアコンの工事について、知っておくと安心できる知識を紹介いたします。

 エアコン選びで気をつけること

エアコンは生活スタイルや部屋の大きさなどで、最適なものが変わります。多くのメーカーから、様々な新機能が搭載されたエアコンがどんどんと発売されており、迷われると思いますが、お客様の部屋に合ったエアコンを選ぶことがなによりも大切です。

部屋の大きさと合ったエアコンを選ぶ

エアコンは部屋の大きさに応じて、選ぶべきエアコンの能力が変わります。狭い部屋用だと6畳用(2.2kw~)からありますが、大きな部屋だともっと能力の高いものが最適となります。

小さな部屋に大きな部屋用の能力の高いエアコンを設置しても電気代が無駄にかかるだけだったり、工事費用がかさんでしまったりとお得ではありません。逆もまたしかりで、大きな部屋に小さな部屋用の能力の小さなエアコンを設置すると冷暖房が効かずに、電気代もかさんでしまうというデメリットがあります。

エアコンに搭載されている機能が部屋と合っているのかと確認

最新型のエアコンにはフィルター自動掃除機能や、加湿機能などを搭載したものもあり、かなりの人気となっています。しかし、これらの機能を搭載したエアコンの購入には注意が必要です。

フィルター掃除機能と加湿機能はエアコンに太いホースが1本加わった構造をしており、このホースも配管と同様に壁穴から外に出す必要があるのです。既存の壁穴のサイズが小さな部屋の場合は、このホースが通らないということが起こります。これだと最悪の場合は、設置することができないということも起こり得ます。

また、室内機と室外機が相当に離れ、既存の専用ホースで足りない場合などは、メーカーからの取り寄せが必要になるケースもあり、このような機能があるエアコンの購入を検討していれば、事前に業者に相談することで部屋にきちんと設置できるのかなどを確認することが大切です。

中古エアコンか新品エアコンか、どっちがお得なのか

エアコンの標準使用寿命は全メーカー共通で10年です。しかし、当然ながら数年で壊れるエアコンもあれば20年持つエアコンもあります。ですからこれはあくまでも目安です。

「冷えればいい」、「暖まればいい」と思う人は中古エアコンでも問題はないことが多いです。ほとんどの中古エアコンはクリーニング済みですし、外観も新品同様のものも多くあります。6~10畳用くらいなら3年落ちくらいのもので2万~3万円も出せばそれなりのエアコンが中古で購入できるでしょう。購入時には下記のことに注意してくださいね。

中古エアコン購入時の注意

  • 冷媒ガスは回収して取り外してあるか(素人が外したエアコンはガスが抜けている場合あり)
  • 付属品はそろっているか?据付板(背板、室内機の裏側の鉄板)、リモコンなどがきちんとついているのかは大切です
  • クリーニング済みか?クリーニングが済んでいないと異臭の原因になり、クリーニングが必要になった場合にお金が追加で発生してしまいます

逆に新品エアコンの場合は、やはり新機能がついたものがどんどんと出ているため、なによりも満足感を大切にしたい場合はやはり新品の高機能なものを選ぶのがよいでしょう。もちろん、費用は中古と比べるとかかってしまいますが。

エアコンをどこで買うか。小売店?ネット?工事業者?

安く買いたいならネット通販がやはり安いです。ただしネットで購入した場合は取り付け業者を自分で探して依頼しないといけないことがほとんどです。いっぽうで、量販店で値引きしてもネット価格以下になるのは稀ですが、工事込みでの販売がほとんどなので手間は少ないかもしれないです。

オークションで買うとほんとうに格安でエアコンを手に入れることができますが、出品されているエアコンは素人(出品者)が外した可能性もあるので注意が必要です。リサイクルショップもしっかりしていないショップだった場合は、同じような危険があります。状態の悪いエアコンの場合は、ガスが抜けていたり、銅管が折れ曲がっていたりして工事不可能だったり、修理が必要で追加代金がかかったり、エアコンのクリーニングができておらずいざ使用すると異臭がするなどの問題が起きることがありますので、保証についても確認しましょう。

また、工事業者にエアコンの調達を相談するというのも一つの手です。エアコンの取付工事だけでなく、調達もやってくれる親切な工事業者もあり、エアコンのプロのためしっかりと予算や希望を伝えると適正なエアコンを中古なども含めて選んでくれることが多いです。信頼できる業者だと思ったら、エアコンの調達も含めて工事業者に任せるのもよい手だと思います。

エアコン工事の前に確認しておくべきこと

標準工事、配管、化粧カバーなどなど、一般のお客様にはなかなか馴染みのない単語がエアコン工事の現場では使われています。難しいとは思いますが、取付けや取り外しの前に、自分が依頼する工事の内容をあるていど把握しておくと安心して工事を頼むことができます。それによって、工事の料金や工事業者の実力なども判断することができますし、工事当日での追加料金の発生や工事不可などのトラブルの発生を未然に防ぐことも可能です。

取付工事の前に確認すること

  1. エアコンの容量(kw)、電圧を確認(型番がわかればそれを業者にお伝えいただければ大丈夫です)
  2. 戸建て、マンション、アパートなど、設置する建物や部屋の情報を確認
  3. 配管を通すための穴が壁に空いているのかどうか(できれば直径65cmていど)
  4. エアコン専用のコンセントが配管穴の天井近くにあるのかどうか
  5. 室外機は建物のどこ(ベランダなど)に、どのように設置するのか(床置きor天井の金具に乗っけるなど)
  6. 室内または室外に配管カバーの施工を希望するのかどうか
  7. 室内機と室外機を繋ぐ配管パイプは何mくらい必要なのか

取り外し工事の前に確認すること

  1. エアコンの容量(kw)、電圧を確認(型番がわかればそれを業者にお伝えいただければ大丈夫です)
  2. 設置されている建物の情報(戸建て、マンション、アパートなど)および部屋の情報を確認
  3. 室外機は建物のどこに、どのように設置されているのか
  4. 外したエアコンの処分をどうするのか(工事業者に頼めば引き取ってくれることがほとんどです)

エアコン専用コンセントに注意

ついつい見落としてしまうことが多いのが、エアコン専用のコンセントです。家庭用エアコンはその能力(容量)によってコンセントタイプが4種類あり、専用コンセントタイプがエアコンと合致しないと、取付時に電気工事が必要になります。相場としては、コンセント交換が1,000円~2,000円、電圧変更が2,000円~3,000円くらいです。

工事業者選びのポイントと注意点

エアコンの取付けや取り外しを工事業者に依頼するさいに、どのようなことがポイントとなるのかをまとめました。

掲載されている基本料金の安さだけで業者を選ぶのは危険、見積りは重要

業者を選定するにあたって工事料金はポイントの一つですが、エアコン工事については追加料金というかたちで請求されることが多いので注意が必要です。チラシやホームページでは、非常な安価でうたっていても実際の工事のさいに、あれこれと追加料金を請求されて、結果として工事料金が高くついてしまうということがよくあります。

そのため、しっかりと料金表を確認して、追加料金の有無を調べたり、しっかりとした見積りをお願いすることなどが大切です。一見では高そうな料金の業者でも、必要以上に追加料金を取らない優良業者で結果的に安く工事がおわるということはよくあります。

エアコン工事と追加料金

エアコン工事でよく「想定外の追加料金がかかった」と言われたり、思われるお客様が多いです。とくに取付けのさいに多いです。悪徳な業者だけでなく、優良業者でもエアコン工事で追加料金が発生するということは多いのです(もちろん、追加料金を必要以上に請求しようとする悪徳業者がいることもまた事実です)。

エアコンを取り付ける状況はすべて同じというわけではありません。建物や部屋によって条件は様々ですし、電話やメールにて聞いただけではなかなか想像できない現場もあります。さらに一般のお客様に確認してもらったことと、業者が必要な情報が違ったりして、このギャップが追加料金の発生につながってしまいます。

例えば、「配管を通す穴は壁に開いている」とお客さんが言っても、業者から見たらその位置や大きさが合わなかった。その場合は、加工や調整が必要になってきます。「配管パイプはある」と言っても、断熱材の見えない部分で潰れていたりすることも珍しくありません。

このようなことは実際にプロが現場で見なくてはわからないことが多く、曖昧な部分もでてきてしまうため、「エアコン工事業者はすぐ追加を持っていく」と言われていることもあるようです。悪徳な場合だけでなく、やむを得ない追加料金の場合もありますので、業者としっかりとコミュニケーションを取ることが大切です。

信頼できる工事業者を選ぶためにコミュニケーションは大切

追加料金が多いといいましたが、それをできるだけ防ぐためには工事業者に事前に様々な情報を提供することがなによりも大切です。お客様と工事業者のあいだの意思疎通がしっかりと取れていたり、事前に追加料金の可能性などを伝えてくれる業者の場合は、お客様のほうでも突然の追加料金という印象は起きないでしょう。

だから、工事業者はコミュニケーションをしっかりと取れる業者を選ぶことが肝心です。事前に意思疎通すらできない業者だと、工事のさいに思わぬトラブルや追加料金が発生する可能性は高いです。また、悪徳な業者は、事前のコミュニケーションをおろそかにして追加料金を請求するための口実をつくるというようなこともしているようです。

エアコン工事費用の相場とは

エアコンの取付けの相場

取付け費用は設置方法や場所により異なりますが、標準の場合、相場は1,000円~16,000円くらいでしょう。しかし、これに追加料金がかかる場合が多いです。

たとえば、室内機と室外機をつなぐ配管パイプが想定以上の追加費用になったり、室外機の取付方法が複雑だとそれに作業が多く必要になったりということがあります。そのため、一番確実な料金がわかるのは工事業者に来てもらって見積りをしてもらうのが確実です。

エアコンの取り外しの相場

取り外し費用は、4,000円~6,000円がだいたいの相場です。こちらは取付工事と違って想定以上の追加料金がかかるということは少ないと思います。

とにかく費用をかけたくない場合は、取り外しについては、取付工事ほど、技術や知識を必要としないので、自分で取り外すということもできるかもしれません。しかし、エアコンは重いですし、やはりプロに任せるのが確実です。

エアコンの移設の相場

上記の取り外し工事と取付け工事をいっしょに行うので費用的には高くなります。同じ家でも取り付けるところが違うと思わぬトラブルが発生して追加料金のもとになることがあるので、こちらもしっかりと事前に見積りを取っておくと安心です。

同じ家や同じ部屋だからといって、適当に考えないのがポイントです。

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